2016/06/15 13:00

連日ご紹介しています「K」の刻印があるアングル丁番金具の20-15サイズのご紹介です。

復刻したK刻印金具の中でもこの「20-15」サイズは、唯一古い金具の形状サイズである旧サイズで復刻させました。20年以上前のアングル丁番金具の中には、扉の穴にはめ込む部分が24mmと短くなっているものをよく見ます。特に「20-15」サイズの破損金具で多いようでした。



そこでお客様からの切実なご要望が多いと判断して、「20-15」サイズのみは、旧サイズの24mmで復刻させました。現在の金具では27mmとなっていますので、金具を取り替える際に扉の穴を彫り広げる作業が必要となりますが、この旧サイズの金具は穴を彫り広げる作業は必要ありません。



扉の穴にはめ込む円形部分のサイズが旧サイズの24mmなのか、現在の27mmなのかはサイズ図で確認すればわかりますが、簡単にパッと見て見分ける方法があります。

旧サイズの24mmの場合、金具の円形部分の端の左右にはへこんだくぼみがありません。



一方現サイズの27mmの場合、金具の円形部分の端の左右にへこんだくぼみがあります。このくぼみがあるかないかを見れば簡単に見分けることができます。



今回復刻させた「20-15」サイズは、旧サイズの24mmでつくりましたので、扉の穴を彫り広げる作業は必要ありません。簡単に金具取替えができます。旧サイズは「20-15」サイズのみです。他のサイズは残念ながら27mmとなっていますのでご了承ください。「16-15」サイズのみは旧金具も新金具も同じ24mmタイプしかありません。

「20-15」以外のサイズで扉の穴にはめ込む円形部分のサイズが27mm以下の場合は、扉の穴を彫り広げる作業が必要となります。

家具本体側に取り付ける長方形の真ん中に「K」と刻印されているのですぐにわかります。この金具はすでに生産中止した金具で、しばらく現存していませんでしたが、安田屋家具店の人脈を駆使して「K」刻印の金具の金型を持っている工場を突き止めたのでした。

そして「K刻印16-15」、「K刻印20-15」、「K刻印15-20」、「K刻印20-20」、「K刻印24-20」の5種類の金型がありました。さらに少量生産ではあるが、それらの金具を生産しているとのことでした。 ただし以前の金具の色は「こげ茶色」と「ゴールド色」の2種類あったのだが、現在は「ゴールド色」1色のみを生産しているとのことです。



したがって「こげ茶色」は現存していませんのでご了承ください。

現存していない金具の金型が現存し、さらに生産している事実を知った四代目は、少し興奮気味に5種類の金具を直ぐに送ってもらうようお願いしたのでした。 そして今回は、完全復刻生産した「K刻印20-15」をご紹介します。



食器戸棚や洋服たんすの扉についている「K」の刻印があるアングル丁番金具です。



現在ご使用の金具にKの刻印があり、金具の裏側に「20-15」の刻印があればこの金具で対応できます。 扉厚みが20mm、家具本体側板の厚みが15mm用のアングル丁番金具です。



金具の色は「ゴールド色」のみです。
アングル丁番をはずした後の扉の穴を確認してください。 穴の直径は35mmです。扉の端から穴の先端までが24mmです。

■ K刻印アングル丁番金具「20-15」
■ 扉厚20mm、側板厚15mm
■ 材質 亜鉛ダイカスト
■ 付属ビス(木ネジ皿頭 2.7 x 13mm(7本入)
■ ゴールド色のみ
■ 税込価格 450円/個

★交換のポイント★
扉に付いている丁番金具が1個だけ壊れた場合でも、その扉についている全ての丁番金具を必ず取り替えてください。 新旧の金具や種類の異なる丁番金具が1枚の扉に混在すると扉の開閉に支障が生じたり、故障の原因となりますのでご注意ください。

この「K刻印20-15」アングル丁番金具は、安田屋家具店ネットショップ「Yasudaya-BASE」店にて、365日24時間いつでもご注文いただけます。クレジットカード支払、コンビニ支払、銀行振込、後払い決済がご利用いただけます。

またネットショップ「Yasudaya-BASE」店ではシステム上「代金引換」がご利用できませんので、「代金引換」支払をご希望の方は、メールにてご連絡ください。折り返しご注文方法をご案内させていただきます。