2016/11/21 15:00

安田屋家具店でも取り扱っていた洋服たんすの扉に使用されていた丁番で、一番大きい「24-24」サイズが需要の低迷とともに突然生産中止となり、在庫も無くなり、スライド丁番金具に取り換える方法でしか修理できないようになっていました。


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先日、四代目がいつもの金具屋の事務所でカタログを何気なく見ていたら、なんと生産中止となった「24-24」サイズの丁番が掲載してあった。 あっ!!、あった!!、コレコレ!! そう言って金具屋の大将に1箱注文をしたのでした。ところが・・・・、


四代目が見つけた「24-24」サイズ丁番を取り扱っていた会社は、RABBIT刻印の金具を仕入れて販売していたことがわかりました。RABBIT刻印の「24-24」サイズ丁番はすでに生産中止で現存していない。


つまり四代目が発見した会社の金具もすでに無いということでした。残念。


それから数日したある日、なんと、偶然にも四代目はある金具屋の倉庫で「24-24」サイズ丁番金具を発見したのでした。それも以前取り扱っていたRABBIT刻印の金具とまったく同じ。 すぐに1個仕入れてみた。


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急いで会社に戻り、安田屋家具店に置いてある破損しかけのRABBIT刻印の「24-24」サイズ金具と比べてみたのでした。


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サイズはピッタリ同じ。 金具の形状もピッタリ同じ。
違う点は、RABBIT刻印がないこと。


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金具の色がほんの少し薄い仙徳色(ゴールド)であること。


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価格が少し高くなったことくらいです。


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四代目が考えるに、おそらく生産を中止したRABBIT刻印の金型を譲り受けた金具工場が生産した金具ではないかということです。


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同じ金型を使用して生産したので、サイズや形状、ネジ穴位置などがピッタリ同じなわけです。


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安田屋家具店が取り扱っていた金具と同じであることを確認した四代目は、発見した金具屋に行き、倉庫にあった在庫金具をすべて仕入れたのでした。


そして・・・、 「この金具まだ工場に在庫があったら仕入れてください。安田屋家具店で買い受けます」と発注したのでした。